アラフォー男性のそこそこ節約貯金投資日記

人生詰みそうなアラフォーおじさんが今更節約とか貯金とかしてみる

小規模企業共済を使っている人はあまりいないのだろうか

老後に向けて?、色々ともがいて貯金やら投資やらしているわけですが、ほぼ確実に年利1%で運用できる先があることを数年前に知りました。それは「小規模企業共済」です。先日、小規模企業共済の掛け金を少し上げてもらうために引き落とし先の銀行に行って手続をしたのですが、窓口の人は小規模企業共済のことを知らないみたいでした。あまり使っている人いないんでしょうか。


僕は一応会社経営的なことをしていまして、小規模企業共済に加入することができるのです。加入条件の一部はこちら。

1.建設業、製造業、運輸業、サービス業(宿泊業・娯楽業に限る)、不動産業、農業などを営む場合は、常時使用する従業員の数が20人以下の個人事業主または会社の役員
2.商業(卸売業・小売業)、サービス業(宿泊業・娯楽業を除く)を営む場合は、常時使用する従業員の数が5人以下の個人事業主または会社の役員

全部を確認したい方は小規模企業共済のページをご確認ください。

www.smrj.go.jp

小規模企業共済の大きなメリットとしては「節税」が挙げられます。小規模企業共済は個人事業主や零細企業の経営者向けの積立退職金制度のようなものです。確定型拠出年金をイメージしてもらえると分かりやすいのですが、小規模企業共済を納付するとその金額は全額所得控除の対象になります。また受取るときも受取り方に応じてメリットがあります。

www.smrj.go.jp

そしてなんといっても安定的に1%の利率で運用されるのが魅力です。ちなみにこの利率は「予定利率」といってあくまでも予定なわけですが、投資信託や株などと違って原資が毀損されることはありません。言ってしまえば銀行に預けているような感じです。

ちなみにこの予定利率ですが、平成8年までは6.6%、平成12年までは4%、平成16年までは2.5%、そして現在の1%と言う変遷になっています。年利6.6%で節税まで出来たら鬼に金棒、なんて羨ましい時代だったのでしょうか。

とは言え、先程確定型拠出年金イメージしてもらうと分かりやすいと言いましたが、この小規模企業共済も簡単に引き出せません。基本的に事業を止めた場合、役員を退任した場合に受け取るものです。もし事業も続ける、役員も続ける状況で受取ろうとすると減額されてしまいます。詳しくは下記のリンクからご確認ください。

www.smrj.go.jp

正直年利1%は少なすぎるような気もしますが、安定的に運用できると言うのは魅力です。しかも節税できるので実際の運用利率はもう少し高くなっていそう。その辺は小規模企業共済のサイトでシミュレーションできるのでぜひ試してみてください。

http://www.smrj.go.jp/skyosai/simulation/index.html

拠出する金額も毎月1000円からなので無理なく始められると言うのもいいですね。僕もとりあえず5000円でスタートしました。5000円だとシミュレーション結果が出てこないのが悲しいのですが。他にも途中で解約すると減額される代わりに、貸付制度も充実しています。積立てた金額内であれば問題なく貸し付けをしてくれるみたいですし、利率もかなり低くなっています。また小規模企業共済は破産にも強い(?)のが特徴です。

通常破産をすれば財産は債権者に分配されますが、小規模企業共済はそのまま残すことができます。

小規模企業共済法
(譲渡し等の禁止)
第十五条   共済金等の支給を受ける権利は、譲り渡し、担保に供し、又は差し押さえることができない。ただし、その権利が相続により承継されたものである場合、第十三条第二項の規定により通算の申出をしようとする者に対しその申出をすることを条件として当該通算の対象となる旧共済契約に係る共済金等の支給を受ける権利を譲り渡す場合及び国税滞納処分(その例による処分を含む。)により差し押さえる場合は、この限りでない。

もし、毎月1000円でも余剰金があるようなら小規模企業共済へ加入を検討してみてもいいかと思います。

 


金融・投資 ブログランキングへ