@tabbataさんがお勧めしていたので確定型拠出年金を始めてみた。将来に漠然と不安があるならとりあえず資料請求すれば良いんじゃないかな。
こんにちは、アラフォーおじさんです。
貯金だの節約だの積立投信だのいろいろと始めていますが、ようやく確定型拠出年金の引き落としがスタートしました。
確定型拠出年季をスタートするのは時間がかかる
申し込んだのが6月くらいで、投信のラインナップの資料が届いたのが7月末くらい。実際に引き落としがスタートしたのが8月末くらいで、サイトに反映されたのが9月中旬。
確定型拠出年金がスタートしたなーと感じるのに3カ月くらいかかっています。
来年からは個人型の確定型拠出年金に新たに専業主婦(主夫)や公務員も加入できるとあって色々調べている人も多いと思います。
僕の利用しているSBI証券は既に来年から加入の方も資料請求を受け付けているみたいです。
SBI証券(旧SBIイー・トレード証券)-オンライントレードで株式・投資信託・債券を-
素早く始めたいと言う人はできるだけ早く資料請求した方がいいかもしれませんね。
サラリーマンなら会社が確定型拠出年金をしているか確認を
僕はサラリーマンじゃないのですが、もし会社勤めをしているのであれば、勤め先が企業型確定型拠出年金をしているか確認した方がいいかもしれません。
確定型拠出年金には企業型と個人型があって、企業型の方が掛け金を多くすることができます。一番多く掛け金を拠出できるのは自営業者の方です。
企業型年金 | 個人型年金 | |
---|---|---|
実施主体 | 企業型年金規約の承認を受けた企業 | 国民年金基金連合会 |
加入できる者 | 実施企業に勤務する従業員(国民年金第2号被保険者) | 1.自営業者等(農業者年金の被保険者の方、国民年金の保険料を免除されている方を除く) (国民年金第1号被保険者) 2.企業型年金加入者、厚生年金基金等(注)の加入員等の対象となっていない企業の従業員(国民年金第2号被保険者) |
掛金の拠出 | 事業主が拠出(規約に定めた場合は加入者も拠出可能) | 加入者個人が拠出(企業は拠出できない) |
拠出限度額 | 1.厚生年金基金等の確定給付型の年金を実施していない場合 55,000円(月額) 2.厚生年金基金等の確定給付型の年金を実施している場合 27,500円(月額) |
1.自営業者等 68,000円(月額) ※ 国民年金基金の限度額と枠を共有 2.企業型年金や厚生年金基金等の確定給付型の年金を実施していない場合 23,000円(月額) |
(厚生労働省サイトより)
すでに企業年金を運用している企業だと確定型拠出年金に拠出できる額も減りますが、それでも個人型の確定型拠出年金より多く拠出をすることができます。
来年からはさらに加入できる人が増えるので自分が対象になっているのか、いくら掛け金を拠出できるのか調べてみましょう。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12500000-Nenkinkyoku/annai.pdf(PDFが開きます)
確定型拠出年金は節税にもなる?
確定型拠出年金は全額が所得控除の対象となります。
イメージとしては年末調整で保険に入っているとその分の所得控除で税金が返ってくると言うことを思い出してもらうといいかもしれません。
しかし保険の場合はある一定の額までしか控除されませんが、確定型拠出年金の控除は全額が対象になるので非常にメリットが大きいです。
個人型23,000円を毎月掛けていれば276,000円が控除されます。
僕があと20年間ちかく毎月23,000円を拠出すればざっくり100万円近く税金を節約できます。
毎年5万円ほど税金を節約することができるような感じです。
確定型拠出年金は損失がでる?
確定型拠出年金は自分で拠出したお金を運用するのですが、どうやって運用するかをある程度自分で決めることができます。
例えばSBI証券であれば元本変動型の投資信託商品と、元本保証型の定期預金商品がラインナップされています。
損をする可能性があるのは掛け金をどう使うか設定する際に投資信託商品を選択すると損をする可能性があります。
もちろん逆に大きな利益を得ることもできる可能性があるわけです。
元本保証型の定期預金は、元本が保証される代わりに低い預金利率で運用するので大きな利益を得ることはできません。
つまりこの元本保証型の定期預金に掛け金の運用の設定をしておけば損をすることはありません。
そして、元本保証型でも変動型でももちろん控除を受けることができるので、元本保証型の商品を選択してそこで利益が出なくても税金を安くすることができます。
毎月いくらか貯金をしている人であれば分かると思いますが、銀行の金利はほとんどないに等しいくらい低い時代です。
それなら確定型拠出年金に拠出して節税をした方が賢いかもしれません。
ただし確定型拠出年金も注意すべきことがあります。
確定型拠出年金で注意すべき点
単純に預金するよりも確定型拠出年金に拠出すれば節税が出来る!
これは確かなのですが、注意すべき点があります。
それは確定型拠出年金は60歳になるまで受取ることができないのです。
あくまでも年金としての扱いなため、税制優遇措置を受けることができるのです。
また控除はされるのですが、受け取る際には税金がかかってしまいます。
銀行に預金していればいざという時にすぐに預金を引き出すことができますが確定型拠出年金の掛け金はそういうわけにはいきません。
そして、確定型拠出年金を維持管理するためには手数料がかかります。
これは委託する会社によって金額も違いますが、通常預金をするのに手数料はかかりませんが、確定型拠出年金の場合は様々な手数料があります。
なので出来るだけこの手数料が安いところを見つけて委託した方がいいかもしれません。
もちろんこの手数料だけではなく選択できる商品の数、その商品の運用成績なども考えて委託先を検討しましょう。
まずは資料請求してみては?
僕も田端さんのtwitterで確定型拠出年金のことを改めて勉強するまで何となく胡散臭いものだと思っていました。
まだ確定型拠出年金、401Kってなんのことだろう、なにがメリットなのか分からない、なんか損しそうだ、と考えている人も多いと思います。
多くの確定型拠出年金をあつかっている会社は資料請求に関しては無料で行っていますし、来年の確定型拠出年金の制度改正に合わせて様々なキャンペーンも行っています。
これを機会にとりあえず資料請求して確定型拠出年金の勉強をするといいかもしれません。